捨てたあなたの
背中を追って
あなた 振り向く
その日まで
私あなたの 影になる
恋の重さに 気付いて
あなた
あなたの その手で
抱きしめて
涙に暮れる あなたの影を
きつく きつく 抱きしめて
濡れた想いが 乾くまで
夜空に 消え行く
星影 眺めて
わたし あなたを
待ちますわ
路地の灯りが
白んで 消えて
人の流れに 心が紛れ
偲ぶあなたを
忘れたい
背中 丸めて
汽車に乗る
いつかどこかで
巡り逢う
夢で 今夜も
眼が覚める
夢よ も一度
戻ってほしい
せつない私を
抱くために
あなた慕って
未練に泣いて
消せぬ想いが
くやしくて
あしたは あなた
ここにいて
揺らぎ
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 作者:崋山宏光へメールする!
微かな言葉の飾りが
今、心に揺れて
不思議な思いを連れ惑う
君に会わなければ この気持ち
湧き上がるはずなどなくて
暮れなずむ夕陽に ひとり
長い影を映して
立ち止まっている
今、君と恋に目覚めて
君を想い 君を慕う
僅かな時の悪戯が
今、胸の奥の扉を叩く
揺れる...
15 年前